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フリマアプリ台頭で個人間の取引が活発化

2020-01-19 13:15:58 guanli 53

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書籍やゲームソフトのリサイクルショップを展開していたサンセットコーポレイション。1993年の設立以降、消費者の節約志向やリサイクル、リユースの浸透が追い風となり、2009年3月期には年商93億円を計上していた。

 しかし、スマートフォンの普及に伴い、音楽コンテンツのネット配信が普及、パッケージメディア市場は激変した。音楽、書籍、映像のみならず、同社の主力商品だったゲームまでが携帯端末向け配信などにとって代わられた。

 新品、中古品にかかわらず、市場は縮小。これに伴い売上高は09年をピークに年々減少、13年3月期には経常赤字に転落。その後、一度も黒字転換することはなかった。

 そうしたなか、09年には古着の販売を開始したほか、トレーディングカードやフィギュアなどダウンロードできない商材を積極的に導入。楽器や白物家電の取り扱いまで開始した。しかし、すでに大きな投資をする余裕はなく、売り上げの減少は続いた。


 14年からは、バンクミーティングを開催。借入金の返済条件の債務繰り延べ(リスケジュール)を継続的に実施し、リストラや資産処分をしてきたという。

 それでも19年3月期の売上高は約19億6600万円にまで減少し、経常損失は約1億5000万円に及んた。今年5月には一部の幹部社員に対する給与遅配が発生。資金繰りは逼迫(ひっぱく)し、7月1日に民事再生法の適用を申請した。今後は同業者のスポンサーの支援を得てリストラ策を実施しつつ、再建に取り組む意向だ。